初心者でも育てやすい!シンゴニウムの育て方とおすすめ品種

シンゴニウムは、その育てやすさや多様な品種が魅力で、初心者から観葉植物愛好家まで幅広い層に支持されています。

 

どんな品種が人気なのかな?初心者でも育てられるかな?

シンゴニウムは耐陰性があり、多少の手間で丈夫に育つため、室内での栽培に最適で、初心者にもおすすめの植物です。

 

この記事ではシンゴニウムの特徴、育て方、栽培時の注意点、おすすめの品種などをご紹介します。

 

シンゴニウムの基本情報

  • 学名: Syngonium podophyllum
  • 科名: サトイモ科(Araceae)
  • 属名: シンゴニウム属(Syngonium)
  • 原産地: 中南米(メキシコからパナマまで)
  • 和名: ミツバカズラ
  • 花言葉: 「喜び」「平和の祈り」「心変わり」

 

シンゴニウムはサトイモ科の常緑性の観葉植物で、原産地は中南米です。シンゴニウムの種類は35品種ほどあるといわれています。

 

シンゴニウムの特徴

葉の形と色

成長とともに、若い時はハート型だった葉が矢じり型に変わります。また、品種によっては葉の色がピンクやクリーム、斑入りのものもあります。

成長力が強い

ツル性植物で、鉢の中や支柱に巻きつくように成長します。つるが伸びる様子が、空間に動きを与え、インテリアとしても人気です。

空気浄化効果

シンゴニウムは空気中の有害物質を吸収し、空気をきれいにする効果があるとされています。

 

シンゴニウムの育て方

1. 置き場所

シンゴニウムは、明るい間接光を好みます。直射日光は葉を傷める可能性があるので避けましょう。室内の少し暗めの場所でも育てることができますが、光が不足すると葉色が薄くなったり、成長が遅くなることがあります。

 

2. 水やり

土が乾いたらたっぷりと水を与えますが、水はけの良い土を使い、根腐れを防ぐために過湿には注意してください。夏場は週1〜2回程度の水やりが必要ですが、冬場は控えめにしましょう。

用土の過湿は苦手ですが、空中の湿度は大好きなので、こまめに葉水をしましょう。

 

3. 温度と湿度

シンゴニウムは中南米の熱帯雨林が原産で、高温多湿を好みます。そのため寒さに弱く、理想的な温度は15〜30℃です。冬場は10℃以下にならないように注意が必要です。

また、葉が湿る程度の高湿度を好みます。乾燥にはやや弱い傾向があるので、エアコンの風が直接当たる場所など、乾燥しやすい場所は避けて育てましょう。

 

4. 土と肥料

シンゴニウムの土は、市販の観葉植物用の培養土や、小粒赤玉土6:腐葉土4などの配合用土で問題なく育ちます。

春から秋にかけては、観葉植物用の液体肥料を月に1〜2回程度与えると良いです。

 

5. 植え替え

シンゴニウムは成長が早いので、根詰まりを防ぐために1〜2年に一度は植え替えを行いましょう。

 

シンゴニウムの増やし方

シンゴニウムの増やし方は、主に「挿し木」による方法が一般的です。以下にその手順を紹介します。

シンゴニウムの増やし方(挿し木の方法)

1. 準備

鋭いハサミやナイフ、清潔な水、根が出るまでの容器を準備します。切り口が汚れないよう、器具は消毒しておきます。

2. 適した茎を選ぶ

健康なシンゴニウムの茎を選び、2〜3節(葉と葉の間)分をカットします。この節から新しい根が出てきます。

3. 水差しまたは土に挿す

切り取った茎を水に挿して、明るい場所に置いておくと、1~2週間ほどで根が出てきます。または、根が出る前に直接湿らせた土に挿すことも可能です。

4. 根が出たら植え付け

根がしっかりと出たら、小さめの鉢に植え替え、水やりをします。

 

増やすときのポイント

    • 挿し木は春から夏にかけて行うのが最適です。
    • 挿し木を置く場所は、直射日光を避けた明るい場所にします。
    • 水に挿している場合、汚れた水はこまめに交換して清潔を保ちましょう。

 

この方法で、シンゴニウムを簡単に増やすことができます。

シンゴニウムのおすすめ品種5選

シンゴニウムのおすすめ品種を5つ紹介します

1. シンゴニウム・ホワイトバタフライ

ホワイトバタフライ(Syngonium podophyllum ‘White Butterfly’)は、淡いクリーム色の葉にグリーンの縁があり、蝶の羽のような優雅な葉形が特徴です。シンプルながらエレガントな姿で、育てやすい人気品種です。

 

2. シンゴニウム・ネオン

ネオン(Syngonium podophyllum ‘Neon’)は、鮮やかなピンク色の葉が特徴で、インテリアに明るさを加えてくれる可愛らしい品種です。お部屋のアクセントにぴったりです。

 

3. シンゴニウム・フレンチマーブル

フレンチマーブル(Syngonium podophyllum ‘French Marble’)は、緑と白が混じったマーブル模様の美しい葉が特徴の品種。エレガントで清潔感があり、観葉植物としての存在感が高いです。

 

4. シンゴニウム・ブラックベルベット

ブラックベルベット(Syngonium podophyllum ‘Black Velvet’)は、濃い緑から黒に近い色合いの葉が特徴的で、葉がベルベットのような質感を持つ品種。シックでモダンな雰囲気が人気です。

 

5. シンゴニウム・ミルクコンフェティ

ミルクコンフェティ(Syngonium podophyllum ‘Milk Confetti’)は、淡いピンクやクリーム色の斑入り葉が特徴的で、優しく可愛らしい雰囲気を持つ品種。個性的なカラーでインテリアに柔らかさを与えます。

 

シンゴニウムを栽培する際の注意点

直射日光を避ける

直射日光に当たると葉焼けの原因になります。明るい場所に置きながらも、直射日光を避けるように注意しましょう。

水やりのバランス

水をやり過ぎると根腐れを引き起こすので、土の表面が乾いたタイミングで水やりを行いましょう。

寒さ対策

シンゴニウムは寒さに弱いため、冬場は暖かい場所に置くことが大切です。特に10℃以下になる環境では葉が枯れる可能性があるので注意が必要です。

 

まとめ

シンゴニウムは、初心者にも育てやすい植物であり、観葉植物としてもインテリアに取り入れやすいです。育てる際に基本的な注意点を守ることで、健康で美しい姿を楽しむことができます。

葉の形や色が品種ごとに異なるため、インテリアに合わせてお好みのシンゴニウムを選んでみてください。

 

 

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