自分だけの香りを作ろう!オリジナルブレンドのコツ

香りを自分の手でブレンドして、オリジナルのエッセンシャルオイルを作るのは楽しい体験です。自分の気分や目的に合わせた香りを生み出すことで、アロマをより身近に感じられるでしょう。ここでは、オリジナルブレンドの基本的なコツをご紹介します。

 

1. 香りの「トップ」「ミドル」「ベース」の理解

香りは揮発するスピードによって「トップ」「ミドル」「ベースノート」に分類されます。

トップノート
  • 香りの最初の印象で、揮発性が高いため最も早く香り立ちます。
  • 持続時間は約5~15分と短めで、主に柑橘系やハーブ系の精油が使われます。
  • 爽やかでフレッシュな香りが多く、香り全体の第一印象を決めます。
ミドルノート
  • 香りの中心となる部分で、トップノートが消えた後に香りが続き、持続時間は30分から数時間ほどです。
  • フローラルやハーブ、スパイス系などが多く、香り全体の調和とバランスを保ちます。
  • この層が香りの個性を決め、ブレンドに奥行きやまとまりを持たせます。
ベースノート
  • 香りの土台となり、長時間残る重めの香りが特徴です。トップとミドルが消えた後も数時間から半日程度持続します。
  • ウッド系や樹脂系、バルサム系が多く、香りに深みや安定感をもたらします。
  • 香り全体の印象を豊かにし、長時間香りを楽しむための重要な役割を果たします。

 

精油39種を分類

精油39種を「トップ」「ミドル」「ベース」に分類し、香りの系統も含めた表にしました。ブレンド時に香りのバランスをとりやすくなるようにお役立てください。

香りの分類 香りの系統 精油の種類
トップノート 柑橘系 オレンジ、レモン、グレープフルーツ、ベルガモット、ライム、マンダリン、ユズ
ハーブ系 ペパーミント、バジル
グリーン系 ティーツリー、ユーカリ、シダーリーフ
ミドルノート フローラル系 ラベンダー、ゼラニウム、ジャスミン、ネロリ、カモミール
ハーブ系 ローズマリー、クラリセージ、マジョラム、セージ
スパイス系 ジンジャー、ブラックペッパー
グリーン系 ジュニパーベリー
ベースノート ウッド系 サンダルウッド、シダーウッド、ローズウッド、パイン、ヒノキ
フローラル系 イランイラン
樹脂系 フランキンセンス、ミルラ、ベンゾイン
バルサム系 ベチバー、コパイバ、サイプレス
エキゾチック系 パチュリ

 

使用のポイント

  • トップノートはすぐに香り立ちますが、持続時間が短めです。爽やかさやリフレッシュ感を出すのに向いています。
  • ミドルノートはトップとベースをつなぐ役割を持ち、ブレンドの中心となる香り。バランスを保つために欠かせません。
  • ベースノートは香りが長く残るため、落ち着きや深みを加える効果があります。

 

これを参考に、香りのバランスを調整しながら、目的に合わせたオリジナルの香りを楽しんでみてください。

 

2. 使用する目的を決める

まず、ブレンドの目的を考えます。リラックス、集中力向上、睡眠サポート、ストレス解消など、目的によって選ぶ香りは変わってきます。

 

リラックス
ラベンダー、ゼラニウム、イランイラン
集中力アップ
ローズマリー、レモン、ペパーミント
睡眠サポート
ラベンダー、ベルガモット、カモミール
ストレス解消
オレンジ、ベルガモット、ゼラニウム

 

 

3. 比率のコツ

初心者におすすめのブレンド比率は「トップ:ミドル:ベース=3:2:1」。

トップノートをやや多めに、ベースノートを控えめに入れることで、全体がバランスの良い香りに仕上がります。

 

4. 試しながら調整する

少量のエッセンシャルオイルをブレンドして、香りを確認しながら少しずつ調整していきます。

調整したら少し時間を置いて再度香りを確認すると、完成後の香りのイメージがつかみやすくなります。

 

5. 最後は自分らしさを大切に

自分の好きな香りを見つけることが一番大切です。自然の香りをブレンドして、日々の生活に彩りを添えてみましょう。

 

私のお気に入りはオレンジ、ラベンダー、イランイランのブレンドオイルです。ぜひ試してみてください!

 

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