アロマティカスという多肉系ハーブをご存じですか?アロマティカスは育て方が簡単で、虫除けや料理など幅広い用途があり、非常に人気の高い植物です。
アロマティカスは増えやすく生育が早いので、一つあればどんどん増やして活用することができます。以下ではアロマティカスの活用法や育成方法をご紹介します。
アロマティカスとは?
アロマティカスはシソ科プレクトランサス属に分類される植物で、多肉質とハーブの性質を持つ多年草植物です。原産地はインドや南アフリカで、乾燥に強く、寒さには弱い特性があります。
アロマティカスの特徴は?
葉の表面は短く白い毛に覆われていて、ベルベットのような触感が特徴です。
甘いミントのような爽やかな香りの葉は、ハーブのように活用することができます。
そして簡単に育てられるため、初心者や忙しい人でも気軽に楽しめる人気の植物です。
アロマティカスの活用法
癒し効果
そもそも緑色には、癒しやリラックス、人の気持ちを落ち着かせるという心理効果があります。そして、目の疲れを癒す効果もあるといわれています。
緑の観葉植物はたくさんありますが、その中でも見た目の可愛らしさと、甘く爽やかな香りを持つアロマティカスは、癒し効果の高い植物と言えるでしょう。
安眠や緊張の緩和も期待できるので、寝室に置いても良いですね。
ゴキブリ避け
アロマティカスはゴキブリが苦手とする「オイゲノール」「チモール」などの成分を含みます。この香り成分には殺虫作用はありませんが、ゴキブリや蚊などの害虫忌避作用が高いといわれています。
鉢植えを置いたり、手作りの虫除けスプレーを使うことで、害虫の侵入を防ぐ、寄せ付けないなどの期待ができます。
空き瓶などの容器の中にたっぷりのアロマティカスの葉と水を入れます。葉が茶色くなってきたら完成。スプレー容器に移して使用してください。
天然100%の虫除けスプレーで安全に害虫対策できますね。
臭い消し
アロマティカスはお部屋やトイレ、キッチンや玄関の消臭剤として使用できます。鉢のままでも良いですが、剪定した葉っぱを小さなお皿や小袋に入れれば、窓のない場所にも置くことができます。
また、アロマティカスは乾燥させても香りが残るので、自家製のポプリを作って香りを楽しむこともできます。
入浴剤
アロマティカスの葉を摘んで湯船に浮かべれば、自然素材100%の入浴剤の完成です。爽やかな香りでリラックスできます。その際、お茶パックやネットに葉を入れれば後片付けが簡単ですよ。
治癒効果
アロマティカスは、海外では火傷などの傷口に塗ると治りがよくなるとされ、メディカルプランツとして利用されています。日本でいうとアロエのような役割なのかもしれませんね。
アロマティカスは食べられる?
アロマティカスは食べられるハーブです。例えば、紅茶に浮かべてハーブティーにしたり、刻んで料理に加えたりなど、美味しくいただくことができます。
アロマティカスを食用にする際は、「食用可」と記載されている苗や、無農薬で栽培されたことが確認できるものを選ぶと、安心して食べられます。
アロマティカスの育て方
アロマティカスは日光を好みます。春と秋は日当たりの良い場所で、夏は直射日光の当たらない明るい場所で管理しましょう。
比較的乾燥に強く過湿に弱い性質があるので、水は控えめにして風通しを良くしてください。さらに、寒さにも弱いので、冬は10度以上を維持するよう、室内の明るい窓辺などで管理しましょう。
アロマティカスは乾燥を好むので、用土には水はけの良いものが向いています。市販の多肉植物用や観葉植物用の土でも問題なく育ちます。
食用目的で育てる場合
アロマティカスを食用にする場合は、水はけの良いハーブ用培養土や野菜の培養土を使用します。
まとめ
アロマティカスは、葉のモコモコ触感や香りに癒されながら、ゴキブリ対策もできてしまう魅力的な植物です。
初心者でも育てやすい難易度低めのアロマティカスを、この機会にぜひ育ててみませんか?
スパイスを使ったゴキブリ対策もある!
アロマティカス以外にも、クローブを使ったゴキブリ対策もおすすめです。
肉料理やカレーなど、さまざまな料理に使用される香辛料のクローブにも、アロマティカスと同様にゴキブリが苦手とする「オイゲノール」が含まれています。
クローブを置けば、甘く濃厚な香りで癒されつつ、ゴキブリ避けができちゃいますよ!