海外旅行で役立つ!元添乗員が教える各国のトイレ事情

日本人が海外旅行に行った時、必ずと言っていいほど驚かされるのがトイレ事情です。

おそらく日本のトイレは世界一です。

今回は、海外旅行に行く前に知っておきたい世界のトイレ事情をご紹介します。

 

トイレに並ばない国もある

海外では、トイレに並ぶ習慣のない国があります。

以前、ある国で日本からの旅行者がトイレの前で順番を待っていました。しかし、並ぶ習慣のない地元の人たちに次々と横入りされ、30分以上もトイレに入れませんでした。

海外では、ある程度の図々しさや勇気は必要です。
郷に入れば郷に従えという精神で、周りの流れに沿って対応する必要があります。

 

世界のウォシュレット事情

日本では生活必需品になっているウォシュレット(温水洗浄便座)ですが、海外ではその存在自体知らない人がいるほど普及されていません。

基本的にウォシュレットがあるのは日本だけです。ごく稀に中国、韓国にもありますが、海外旅行先にはウォシュレットはないと思っていた方が無難です。

ウォシュレットがないと心配という方は、携帯ウォシュレットを持って行ってもいいですね。

 

海外の高速道路やハイウェイのトイレ事情

海外の高速道路やハイウェイには、日本の高速道路ほどトイレが設置されていません。

コンビニも少ないので、トイレを借りられる場所があまりないのが実情です。そのため、ホテルやレストラン、観光スポットなどの綺麗なトイレが設置してある場所では、出来るだけ済ませておいた方が良いでしょう。

今はまだいいかなと先延ばしにしてしまうと、その後中々見つからなかったり、あったとしても非常に汚いなど大変なことになりがちなのでお気をつけください。

 

海外ではどこでトイレを借りられるの?

海外では、日本のように街中にあるコンビニで、気軽にトイレを借りることはできません。
公衆トイレも少ないです。

トイレに行きたくなったら、デパート、カフェ、ファストフード、ホテル(泊まっているホテルでなくても利用できます)などで借りるのが一般的です。

ホテルのトイレは安心して使える

ホテルのトイレは大抵フロントにあり、とても綺麗で無料なのでおすすめです。

 

世界のトイレはペーパーを流せる?

実は、便器にトイレットペーパーを流せる国はとても少ないです。

先進国以外はほとんど流せないと思った方が無難です。中国、韓国、ギリシャなどでも流せないところが多いように思います。

 

ペーパーを流せるトイレの見分け方

ペーパーを流せるか流せないかは、個室に大きなゴミ箱やバケツがあるかないかで簡単に判断できます。
小さなサニタリーボックス程度のものしか設置されていない場合は流せます。

日本のトイレの個室では見かけないような、大きめの箱やバケツが置いてあったら、間違いなく流せないトイレでしょう。

 

高級ホテルは流せる?

高級ホテルは流せると思いたいですが、その国が一般的に流せないトイレが主流の場合は、残念ながらホテルも大抵流せません。

しかし、日本人は流す習慣しかないので、誤って便器にペーパーを入れてしまうこともあると思います。誤って流してしまった場合、即詰まらせるということにはならないかもしれませんが、迷惑をかけてしまう可能性があるので、流さないようにしっかり意識しておくことが大切です。

特に詰まりやすい店舗のトイレや公衆トイレなどには、ドアに「ペーパーは流さないでください。必ずゴミ箱へ」と書いてあります。これがあったら特に注意してくださいね。

 

海外にも和式トイレ(?)は存在する

日本の和式トイレそのものではありませんが、しゃがんで用を足すタイプの便器が普及されている国はたくさんあります。トルコ、中国、インドなどでは多く見かけます。

 

ヨーロッパのトイレは有料

ヨーロッパのトイレは有料の場合が多いです。料金は大抵50セントです。

サービスエリアのトイレにはスタッフがいて、お釣りをしっかりもらえる場合もあります。

自動改札機を通って入るトイレもあります。コインを入れて改札を通るのですが、自動改札機からレシートのような紙が出てきます。トイレを借りたお店でお菓子や飲み物を購入する場合は、レジでそのレシートを提示すればトイレ代として自動改札機で支払った50セントを返金してくれるというシステムのサービスエリアもあります。

ほかにも、食事をしたレストランでさえトイレが有料の場合もあります。
人も改札もなく、コインを入れるケースだけが置かれている場合も。その場合はそっと小銭を入れればOKです。

 

アメリカのトイレ事情

ヨーロッパは有料トイレが多いのですが、アメリカのトイレは大抵無料で利用できます。

アメリカのトイレを見た日本人が一番驚くのは、トイレの個室のドアです。ドア下部分が床から40~50cmほど開いていて、足元が丸見えなんです。

これは防犯上の理由から、個室の中に人が入っていることがひと目でわかるように設計されているそう。

そのため、中に人が入っていることは一目瞭然なのでノックは厳禁です。(早く出ろと催促していることになってしまいます)

そして、ドア付近に荷物を置くと、ドア下から盗難される恐れがあるので注意が必要です。

これだけ開いているので、音も丸聞こえですが、これが当たり前なのでアメリカ人は気にしません。(音姫のようなノイズ音は存在しません笑)

 

おわりに

日本と海外ではトイレ事情が大きく異なります。絶対に利用するものなので、困らないように旅行先のトイレ事情について事前に調べておくことが大切です。

 

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